コースでのミスの内容を把握する。

コースでのミスの内容を把握する。

コースで特に大事なのが、ミスの内容を把握するということです。“こういう弾道がでたのでこう振ったのであろう”というだけの結果だけに頼った考え方から検証していかないとミスした原因も曖昧になりやすく、同じシチュエーションで同じミスを繰り返してしまうことにもなります。そうならないためには、どうしたらよいか。今回は、コースでのミスの内容を把握するというお話です。

コースでのミスの内容を把握するのに必要な項目は2つあります。ひとつは、環境条件、もうひとつはスイングとなりますが、ミスするとどうしても後者であるスイングのミスに考えが偏ってしまう傾向になりがちなので注意しましょう。


なぜ、ひとつめを環境条件としたのか。それは、コースでは多かれ少なかれ必ず傾斜地にボールが止まっているということ。コースは水捌けがしやすいよう考えて作られているので、池や排水溝が設けられているということを先ずは念頭に置いてプレーしましょう。ボールは水の流れが如く、傾斜の低い方に流れていくことをイメージしておくことが大事です。
さらに、屋外でプレーしているわけですから風がどちらから吹いているかも常に意識しておくことも大事です。向かい風、追い風であれば、縦の距離に狂いが生じ、横風であれば、横の曲り幅に影響が及ぼされていきます。状況によっては、風の流れと共に傾斜での傾きが大きく生じているのであれば、ボールコントロールが容易ではないということも想像できるでしょう。
それ以外にも、芝生の長さによってもボールのスピン量が変わり、フェアウェイとラフからのショットでも弾道の高さやキャリー&ランの比率、曲がり幅の違いなどが出てきます。
レアなケースとしては、ボールに泥が付いてしまっただけでもボールの重心が変わり、曲がってしまうことも起こってしまいます。
つまり、スイングする前にエラーが出やすい状況下にいるわけですから、自らが放った弾道がミスショットと思われた場合は、まずは環境条件での見落としがなかったのか、また予測していた以上のことが起きてしまったのかを検証しましょう。


次にスイングとなりますが、まず始めに実際に打つ前に素振りで模擬実験を行っておきましょう。練習場と違って自らがどの方向に打っていくことが戦略上ベストなのかを決め、どのようなボールが出やすいのか、どのような弾道のボールを打っていきたいのか、最下点はどこなのかでボール位置を決め、地面からのどれくらいの高さでヘッドを通していくと、どのような弾道の高さ、スピン量が得られるのかを予測しながらミート率が高くなるように振る高さを決め、地面の硬さや芝生の抵抗など環境条件を踏まえ、模擬実験を行いつつ、頭のイメージと身体の反応の摺り合わせを行いながら、本番までの準備に怠りがないようしっかり行うようにしておきましょう。


環境条件の読み込み、弾道予測、準備としての模擬実験を行っていって、それ以上に何かが起きてしまったことはスイングでのミスとなります。弾道を検証しつつ、逆球が出てしまったのか、それとも予測以上に上塗りされたものであったのか等々、スイングでのミスが100%ではなく、その内の何パーセントもしくはすべてではないということを理解しておき、許容範囲を設けておくことが大切です.


本番のショットはそれまでに積み上げた情報とそれに基づいた感覚の微調整がインプットされたものを如何に上手にアウトプット出来るかが大事になってきます。最終的には、リズム、バランス、タイミングが重要視されるのはそのためです。そういうことが解っていても、同じシチュエーションで同じミスを繰り返してしまうことになる場合は、大胆に戦略を変える必要があります。ティーグラウンドの使い方やクラブ選択、球筋の変更、ポジショニングの工夫など苦手意識になる前に改善するよう努めましょう。

黒田正夫

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