トラブルの時ほど真剣に丁寧に。

トラブルの時ほど真剣に丁寧に。

コース上でプレーするにあたり、必ずといっていいほどトラブルに見舞われるものです。しかしながら、そのトラブルを脱して、次の一打に有利にしなくてはならない状況にもかかわらず、さらなるトラブルに見舞われてしまうことがあります。こんなことがないようにするためにはどんなことに注意すればいいのでしょうか。今回はトラブルの時ほど真剣に丁寧にというお話です。

トラブル時は、自身の力量と状況に応じてその時々の最善策を練って対処したいとプレー前は思っていても、いざその状況に陥ると一か八かのギャンブルか石橋を叩いて渡るくらいの安全策を取ってしまったりと、チグハグさが目立つショットになりやすいものとなります。

理由の一つとしては、ミスした後にすぐに打たなくてはならず慌ててしまったり、漫然にであったり、適当になったりしてしまい、策を講じる前にそのプレーヤーの性格が結果を左右してしまうことが多々ありますが、その中でも、トラブルをトラブルとして認識していない場合も多くあるように思われますので、もしその傾向があるなと心当たりがあるようでしたら、プレーに際して観察する力が不足している可能性が高いので注意が必要です。

まず、ミスショットをしたらトラブル率が高くなると考えましょう。トラブルにあるということは、より考える時間が必要であるということ。そのためには、ボールのあるところに出来る限り早く到着して、観察する時間を増やすようにすることが大事。だからミスショットをしようがしまいが、ボールの行方に注目しボールが止まるまで目線を切らないようにすること。マウンドや木々に遮られたらその先の傾斜や芝生の長さ、木々に当たったのか当たらなかったのか、当たったのであれば当たった音、その音の大きさなど目で見ることだけでなく、耳からの情報も大事にしながら予測し、観察し続けるクセをつけること。こんなことが当たり前に出来るようにしていくためにも、日々の練習においても飛んでいるボールに興味を持って観察することを大切にしましょう。

観察する力が不足していると予測することも不足しやすくなります。例えば、傾斜のキツイ場所にボールがあってもどちらに曲がり、どれくらい曲がるのか。どの位置にボールを置くといいのか、曲りを相殺するためにはフェースをどう使えばいいのかなど。その場合、どんな弾道で飛んで行くのかなどを自分の番が回ってくるまでの時間で様々なシミュレーションを行いつつ、その中で一番確立の高いこと、やりたいことを決めていけるようにしていきましょう。

コース上は、練習場と違い、芝生の長さや地面硬さ、傾斜やハザード、木々や風等々ありますから、もともと優しい状況ではないのですが、トラブルになった時は、より厳しい状況に直面している訳ですから、ここからどうすれば脱出できるのか、どうすれば次打に繋げられるのかを真剣に状況を見定め、丁寧に対処できるようにしたいものと考えるようにしていきましょう。

トラブルショットに際して、ギャンブルにいっても安全にいっても、そのプレーを選択し、自身が納得した結果を得られればそのショットは成功といっていいでしょう。失敗したとしてもその失敗した原因は何であったのか、失敗することも考慮していたのか否かが検証できれば確実に上達していることになります。

要は、そのプレーを行う前の決断に至るまでにどのくらいの情報量があり、その情報をどれだけ解析できているかが問題で、その量が多ければ多いほど、ゴルフ力があるということに繋がるものであり、技術が追いついて来れば、一気にレベルアップに繋がることになるでしょう。トラブルショットは考え方や技術面でも難しいものとなります。より真剣に丁寧に対処することにより、満足感や達成感が感じられることに繋がります。

黒田正夫

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