ハードルを下げてプレーしよう。

ハードルを下げてプレーしよう。

コースに出ると、自分のスキル以上の事を期待しやすくなります。「もっと飛ばしたい」「真っ直ぐ打ちたい」「いいスコアで回りたい」等々。自分に期待するな!とは言いません。そのために、何をしなければいけないのかを考え、準備することが大事なことなのですが、希望的観測の域を脱しないのであれば、結果は絶望的なものと成り得るでしょう。今回は願わくばではなく、確実にクリアできるよう“ハードルを下げてプレーしよう”というお話です。

ゴルフ場でプレーするにあたり、環境条件が厳しくなっていることを認識せずに期待だけが大きくなってしまうことは、おおいにあり得ることです。月に1回しかコースでプレー出来ない人からすれば、その日に向かって練習してきているわけですから、期待しない方がおかしいとなるでしょう。

しかし、それを差し引いても練習場とは環境条件が違うわけで、かつ初めてのコースであったりしたならば、自分に期待するハードルを少し下げて設定することをお薦めします。そのためにも先ずは、自分が何を期待しているのかを知ることが大事です。

スコアに期待しているのか、ショットに期待しているのか、ミラクルショットに期待しているのか等々といった具合ですが、結果を求めたいのであれば、その過程を大事にするようにしていくといいでしょう。それでは、それぞれ期待するものに対してどのように過程を踏んでいくかを考えてみましょう。

スコアを期待する人は、スコアはどういったことで成り立っているのかを考えないでプレーしている傾向があるので、先ずは“スコアとは一打ずつの積み重ねである”ということから認識しなくてはなりません。そのような考えがなく、スコアカードを見て結果ばかりに囚われている状態であると、目の前にある状況を観察することがおざなりになって、根拠のない希望だけが先走って、結果、自爆することに繋がりかねないので注意が必要です。

18Hから9H、そしてホールバイホールからワンショットごとへと点数(スコア)をつける対象を変えていくようにしていくといいでしょう。そのようにしていくことで、70点のショットを100%出せるようになってくることに繋がって、期待するようなスコアでプレーできるようになるはずです。

ショットごとに期待する人は、その状況においての予測が立てられていない傾向が見受けられるので、そのショットごとに希望することに対してコースからの要求がどういうものであるかの摺り合わせを行うようにすれば、この後、どのような行動を起こすべきなのかと考えが繋がっていきます。

そのためには、様々なライや傾斜からはどのような弾道が出やすいのかをシュミレーションするクセをつけましょう。ライについては、ヘッドスピードにもよりますが、速い人であればフライヤーも警戒しなくてはいけないでしょう。そうでなくても、実測の距離に対しての仮想の距離のジャッジやそれに合わせたクラブ選択やら必要になってきます。傾斜からも相殺させるのか傾斜なりの弾道なのかでも同様となります。

難しいシチュエーションに遭遇した時に難易度の高いミラクルショットを期待して上手く対処できない人は、準備が雑になっている傾向がありますので、上手くいかなかった時のことも踏まえて、最低条件をクリアすることに努めれば、目の前にある難局は簡単にクリアすることが出来るでしょう。ボールポジションや重心バランスなど、弾道をコントロールするための準備を疎かにしないことが大切です。

期待だけでは結果のコントロールは出来ません。その自分の期待に応えるのは自分であるのですから、そのためには、どのような行動を起こさなくてはならないのかを考えるとともに、確実にクリアできるハードルを設定して、常にクリア出来ている自分を作り出し、自信を持ってプレーできるようにしていきましょう。

黒田正夫

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